たより

HAN-KOHからのお知らせや日々の様子を綴ります。

\新企画!ブラつわの〜津和野発見の旅・畑迫編〜を開催しました!/

4月23日(土)に町営塾HAN-KOHの新企画を開催しました。その名も、『ブラつわの〜津和野発見の旅・畑迫編〜』。

HAN-KOHはこれまで「英語塾」として英語の学習をメインに取り組んできましたが、今年度からはさまざまなテーマを扱う企画やイベントも並行してやっていきます!!
その中で、HAN-KOHが併設されている津和野高校の授業や部活動と連携したり、町の人たちにも使ってもらえたりできるような活動もやっていければと思っているので、「こんなこと高校生とできたらええな〜」なアイデアがあればぜひHAN-KOHにご相談を!

さてさて。そんな新しい展開を見せつつあるHAN-KOHの新企画を先月末に開催していました。

なんと津和野高校は、県外から進学してきている生徒が3割を超えているんです!そのため、遠方の生徒は町内にある寮や下宿に住みながら学校に通っています。

今回の企画の趣旨は、「津和野をもっと知ってもらおう!」。サイクリング好きなHAN-KOHスタッフが中心となって、普段生徒たちだけではなかなか行く機会のないエリアを訪問してきました。新たに津和野にやってきた高校生を対象に実施し、7名の生徒が参加してくれました!!

津和野町はその歴史上、いくつかの村が合併して構成されているので、集落が点在して存在しています。なかには車でないと行きにくいエリアもあり、車を持っていない高校生たちではどうしても高校の周りで生活が完結してしまいがちです。

「せっかく津和野に来たのだから、いろんな津和野を味わってほしい」そんな想いで、今回のイベントを企画しました。津和野にはこんな素敵な場所があるんだということを感じてもらえたらいいな……と。

今回訪問したエリアは、「畑迫(はたがさこ)」。行きはHAN-KOHに集合し路線バスを使って、最初の目的地である旧畑迫病院へ向かいました。

ここは鉱山業で財を成した堀礼造さんが明治25年に創設した私立病院でした。津和野にもあまり病院のない時代に、内科・外科・産婦人科などがある大きな病院で、車も列車もない時代にもかかわらず山口県など遠くから患者さんが訪れていたそうです。この建物は名称や経営母体が変わりながらも昭和59年の閉院まで地域に根ざした病院として機能していました。閉院後もそのまま建物は残され、平成17年に旧堀氏庭園の一部として国指定名勝の文化財に指定され、修復工事が行なわれました。

今は「病院」ではなくなってしまいましたが、「医食の学び舎」として展示やギャラリー、ワークショップスペースとして活用されています。


館内は、戦前の手術室や診察室が再現されており、当時の病院の様子がわかるようになっています。みなさんも機会があればぜひ行ってみてくださいね。

館内を見学した後は、同じ建物内にあるカフェレストラン「糧(かて)」でランチの時間。
この日は地元のお野菜を使ったビュッフェスタイルのランチを用意していただきました。

「最近揚げ物ばっかり食べてたから野菜たくさん食べれるの嬉しい!」と話す高校生も。

みんなでいただきます!

糧には、レストランだけではなく身体にやさしい調味料や生活雑貨が販売されていたり、植物の種のシェアや量り売りのコーナーもあったりと珍しいものが置いてありました。

「これ、お母さんに送ろうかな」とビュッフェで食べて美味しいと話していた塩を買っていた子もいました。

ランチの後は、近くにある堀庭園を見学。案内人の方に庭園や畑迫地域のことを教えていただきました。中には、島根県内で初めて作られたという水力発電もありみんな驚いていました。

お庭はとてもきれいで、高校生も「秋の紅葉の時期にまた来たいね!」と盛り上がっていました。

帰りは自転車で津和野高校を目指します。HAN-KOHのサイクリングマニア・末ちゃんの先導で、みんな一列になっていざ出発!

帰り道の途中にちょっと寄り道をして、鷲原にあるコミュニティキッチン「Some more(サムモア)」さんで休憩させていただきました。

代表の國方さん(写真左)にお願いして、スイーツを用意していただきました!

豆乳を使ったヘルシーなカスタードを包んだ揚げ春巻きです。

身体を動かした後の甘いものって良いですよね〜。食べざかりの高校生たちは一瞬でぺろりと平らげていました(笑)

休憩を終えたら津和野高校まであと少し。みんなで約8キロの道のりを走破しました!

高校生も楽しんでくれたみたいでよかったです。
参加してくれてありがとう。ご協力くださった地域のみなさんも、ありがとうございました!!

次の企画は何になるかな〜。乞うご期待!

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