たより

HAN-KOHからのお知らせや日々の様子を綴ります。

\HAN-KOHに新しいスタッフが加わりました!/

GWが明けましたね。みなさんはどんな休日を過ごしましたか?肌寒い春が過ぎ、これから暑くなるかな〜と思いきや、まだまだ昼夜の寒暖差が激しいですね。体調にはお気をつけてくださいね。

さてさて。お知らせが遅くなってしまいましたが、新年度になり4月から新しいスタッフがHAN-KOHに加わりました!自己紹介とメッセージを下記に掲載しています。
ぜひ、見かけた際には声をかけてあげてくださいね。

新しい顔ぶれで、今年度もHAN-KOHをよろしくお願いいたします(^^)

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<新スタッフに聞いてみた!質問コーナー>

 

(1)名前を教えてください!:

筌場 彩葵(うけば さき)です。名前がとても珍しく、名字は全国に100人くらいしかいないそうです…(ネット調べ)。たけかんむりに全部や全体の「全」と書いて”うけ”と読みます。初対面でこの字を見たことがある人には、まだ数人しか出会ったことがありません。地元の淡路島にもウチしかなく、ルーツは熊本だそうです。熊本出身のHAN-KOHスタッフ・島田さんによると、この「筌」の字が使われている「下筌ダム(しもうけだむ)」というダムが熊本県と大分県の県境にあるそうです。

(2)ニックネームはある?:

友人からは、さきちゃんやさきさんと呼ばれることが多いです。

(3)出身はどこ?:

兵庫県淡路市出身です。玉ねぎで有名な淡路島です(笑)高校卒業まで淡路島で過ごして、大学から京都に。その後は京都と大阪を転々としていました。

(4)高校生の時に「夢」ってあった?:

小学生の頃から、「なんかみんなと馴染めないな〜」「”普通”ってなんなんだろう?」と思っていました。みんな同じことを、同じやり方・同じタイミングでしないといけないのがどうしても上手くできなかったので、学校があまり好きじゃなくて……。高校生の時に、学校でしんどい思いをしている子どもたちがいることを紹介した本を読んで、カウンセラーや教育にかかわる仕事に興味を持ちました。みんなと馴染めないことで悩んでいたかつての自分のように、しんどい思いをしている子どもたちに何かできることがあればいいなと思って。

(5)大学では何を学んでた?:

学部は外国語で、英語を専攻していました。本当は心理学を学びたかったんですけど断念したんです。どうしたらカウンセラーになれるのか調べたら、カウンセラーになるための正式な資格(臨床心理士)を取るには大学院に行かないといけないことがわかって。高校生の時点で、大学のさらにその先のことなんて全然イメージが湧かなかったし、経済的にも厳しそうかなって一旦諦めました。それで、高校の担任の先生に勧められて教職を目指すことにして。英語にしたのは、他の5教科の科目に比べると英語が得意だったからって理由でした。

「英語専攻でした」って言うと、「じゃあ英語しゃべれるんですか?」って聞かれるんですけど実は全然英語できないんです(笑)大学に入って早々につまずいちゃって。中学や高校の時は「自分は英語はそこそこできる」と思ってたんですけど、高校までの英語は読むことと書くことが中心で、大学の英語は話すことと聞くことがメインでした。その違いが大学に入るまでわかってなくて、結果的に授業に全くついていけなかったんです。それでも、友達がいたら助けてもらうこともできたんだと思うんですけど、コミュニケーションに苦手意識があったので人間関係もうまくいかなくて……。気づいたら授業に出なくなって、単位を落としまくってましたね(笑)

(6)授業や専攻以外にしていたことは?:

どうしてもつながりが欲しかったので、サークルやボランティア活動にのめり込んでました。合唱、留学生との交流、お祭りの企画、オープンキャンパスのスタッフ、新入生の履修相談、大学の授業改善など、ちょっとでも気になったものは何でもやりました。

その中で、「ファシリテーション」という分野に出会ったんです。ファシリテーションは直訳すると、容易にするとか円滑にするって意味の言葉で、「安心安全なつながりをつくりながら、個人や集団が行きたい方向にいく手助けをすること」って言ったらいいかな。小さい頃から人間関係がテーマだったんですけど、いろんな人がいるじゃないですか。その中でも、一人ひとりがみんな自分らしく自由に過ごせて、かつお互いの自由を承認し合える環境をつくるためのコツや心構えのことってイメージで私は捉えています。
進学した大学に「F工房」っていうファシリテーションを専門に扱う部署があったので、そこにしょっちゅう出入りしていて。そこの職員さんと一緒に、講義に出向いてワークショップの運営をしたり、学生のサークルやゼミの運営の相談に乗ったりしていました。そこでの学びや経験がいまにも活きてるなって感じますね。

(7)大学を出た後は何をしてた?:

大学時代にいろんな活動にかかわる中で、NPOで働く人や起業家の人と出会う機会がありました。その人たちは、今いる環境に対する「こうなったらいいのにな」をそのままにせずに、自分たちで新しいものを創っていこうとしていて。それがかっこいいなと思ったんですよね。ついつい、「どうせ自分が何をやってもどうせ変わらないよ」とあきらめがちだと思うんですけど、それを放っておかないのがなんかいいなって感じて。また、公教育や学校の先生になるって道以外に、教育や子どもたちにかかわるやり方もあるんだって知れたことも大きかったです。

そんな影響もあって、大学を出た後は大阪で教育関係のNPO法人に就職して、学校に行きづらい子や、ひとり親家庭の子たちの学習支援の仕事をしていました。その後も何度か転職をしたんですけど、それもうつで仕事を辞めた経験があったりキャリアにブランクがあったりして一人で就職活動をするのが不安な若者の就労支援をしている団体や、大学生のキャリアや生き方を対話を通してサポートする団体などでも働いて。
対象とする人たちの年齢や属性は違えど、「人が安心して生きられるためにはどうしたらいいんだろう?」「いきいきとその人本来の強みを発揮できる環境には何が必要なんだろう?」ってテーマは共通して流れていたように思います。

(8)これまでの経験から、得意なことやHAN-KOHで活かせそうなことって何か思いつくことはありますか?:

「多様性に対して寛容なこと」はあるかなと思います。これまでいろんな人と出会ってきた経験に加えて、私自身も発達障害やトランスジェンダーの当事者ということもあるので、「否定せずにかかわる」ことを意識しながら人と接してますね。もちろん完璧な状態なんて無いし、絶対にどこかで誰かを傷つけてしまうことって避けられないと思うんですけど、意識するかしないかは全然違うと思うので。

人の話を聞いてるときって、自分でも意識しないままに否定しちゃってることがよくあると思ってるんです。せっかく勇気を出して打ち明けたのに、否定されちゃうと悲しいじゃないですか。なのでできるだけそういう悲しい思いをすることが減るといいなと思っていて。「NVC」って呼ばれているコミュニケーション手法(非暴力コミュニケーション。Non-Violent Communicationの略称)を学んで、ワークショップを自主的に開いたりもしていました。人の話を聞くのが好きなので、気軽に何でも話に来てもらえたら嬉しいです。

また関西にいた時は、性の多様性や人権について学校で出前授業や講演活動などをしていたので、HAN-KOHや津和野町でもそんな取り組みができたらいいなと思います。

(9)最後に一言お願いします!:

4月から新しく町営塾HAN-KOHのスタッフになりました。生まれも育ちも関西で、初めて関西を出てきたので右も左もわかっておりません(笑)日々の生活に慣れるので精いっぱいですが、これからどうぞよろしくお願いいたします。ぜひ仲良くしていただけると嬉しいです。

※画像1枚目:プロフィール画像@京都
※画像2枚目:子どもの頃のおじいちゃん家以来のたけのこを掘る図@津和野町名賀
※画像3枚目:初めてお茶の葉を摘んで手もみした@吉賀町
※画像4枚目:こっちに来てすぐ、人生で初めて食べた鮎の塩焼き@津和野
※画像5枚目:猪肉のBBQを食す@吉賀町

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