たより

HAN-KOHからのお知らせや日々の様子を綴ります。

ツコウOB・OGによるテスト期間学習相談

HAN-KOH高等部では、高校の2学期期末テスト前の2週間にわたって「勉強計画講座」を開講しました。

企画・実施してくれたのは、津和野高校OB・OGで、現在大学2年生の鈴木元太さんと長田輪さん。島根県外の大学に通う2人ですが、コロナ禍で大学の授業がオンライン受講できるようになったことを利用し、今年10月から来年3月まで津和野において、津和野高校魅力化コーディーネーターと一緒にサポーターとして働くことになりました。活動内容は高校の総合学習やマイプロ(生徒が個人で取り組む研究活動)の支援や、HAN-KOHでの学習サポートなどです。

講座では、試験のちょうど2週間前の11月13日に「入門編」を実施。「集中的に取り組む2科目に絞って目標・計画を立てる」をコンセプトに、参加生徒は勉強への向き合い方や目標・計画を立てるための具体的なステップについて学びました。

その後の11月16〜26日の間は「実践編」とし、初回に立てた計画をベースに、学習進度の様子を見ながら生徒が随時相談したり、計画を調整しながら進めていける内容になっていました。

参加者には1年生が多く、年齢が近く同じ高校の卒業生でもあるサポーターに親しみを感じながら、生徒が気軽に相談し、勉強へのモチベーションを高めている様子が印象に残りました。

企画者の1人である鈴木さんは、大学受験期に自分の勉強のスタイルや進め方を見つけるのに時間がかかることを実感した経験から、高校生に定期テスト対策を通じて早いうちから「どんな勉強にどのくらい取り組むことで、どの程度の成果が上げられるか」を把握してもらうことが大切、との思いがあったそうです。

また受験に際し、個人個人の取り組みよりも、学年全体の雰囲気や同級生と学習コミュニティづくりができるかどうかで勉強へのモチベーションや取り組み方が変わってくるとの気付きがあったそうです。この経験から生徒が誰かに勉強の相談ができる、またお互いにアドバイスし合える場づくりがしたいという思いが生まれたとのことでした。

講座を通して生徒とのコミュニケーションが増えたことをきっかけに、今後もツコウ生が勉強で困っていること・質問したいことの相談に応じていきたいと話してくれた鈴木さん。この貴重な機会に、HAN-KOHでより多くの生徒に学習サポートを利用してもらえれば嬉しいです!

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